『残響のテロル』を見た感想
『残響のテロル』は、2014年7月から9月まで、フジテレビ「ノイタミナ」枠で放送されていたアニメです。
残念ながらリアルタイムでは見なかったので、TSUTAYAで借りました。
簡単に言うと
面白かったです!!!
まず、キャッチコピーが「この世界に、引き金をひけ。」なんですよ。意味深。
最後にこの意味が回収されている(気がする)。
あらすじ(参考:Wikipedia)
青森の核燃料再処理施設で、二人の人物によってある物体が強奪される。強奪犯の一人は、施設の床にスプレーで「VON」という謎のメッセージを書き残し、もう一人とともに施設を脱出する。後に捜査関係者に対して強奪された物体は「プルトニウム」と伝達される。
それから半年後。夏休み前の暑い日、九重新と久見冬二がとある高校に転入してくる。二人はある計画を進めようとしていた。そして日を置かず、スピンクス1号・2号と名乗る2人の若者が動画で犯行声明を出し、彼らの正体である九重新と久見冬二が予告通りにテロがを起こす。
核燃料施設である物体を強奪した2人、九重新と久見冬二には関係があるのか。そして彼らはなぜテロを起こすのか。だんだん明らかになっていく。
日本の歴史的背景を踏まえていて、架空の話ではあるものの、本当にこういうことがありそうだなぁと感じる、リアリティありまくりのSFでした。
核燃料再処理施設が題材のひとつなのが意味深ですね。
社会的なメッセージ性がある気がします。
もうひとつ、主人公である2人の少年の生い立ちがすさまじいのです。
とある施設に入っていたのですが、その施設の目的がブラックで、いかにも人間の考えそうなことです。
社会を皮肉るようなものが好きな方なら楽しめると思います!
また、OPとEDもこだわっています。
OPは尾崎雄貴さん(元Galileo Galileiのボーカル・ギター担当)が歌っており、歌詞もアニメの内容に即しています。
EDはAimer(エメ)さんが歌っており、これも雰囲気がアニメに合っています。
菅野よう子さんがOP、ED、劇中の曲を担当されていて、世界観が統一されてました。
菅野さんは、SMAPに曲を提供したり、NHK東日本大震災プロジェクトのテーマソング「花は咲く」を作曲した方だそうです。すごいですね。
世界観にどきどきし、社会的なメッセージに考えさせられる、興味深い作品でした!