PSYCHO-PASS サイコパス 三部作感想
ご無沙汰してます!引っ越しでバタバタしていました!
今年1月からサイコパス劇場版三部作が連続で公開されたので見てきました。
すべて見ましたよ~!おもしろかった!!!
なお、サイコパスは正式名称がブログタイトルの通りローマ字で記述されますが、打つのが大変なので「サイコパス」で進めていきます。
※以下、ネタバレの可能性あり
※PG12作品でグロいシーンが描写される作品なので注意
※記憶を頼りに書くのであらすじ等が正確でない可能性あり
サイコパスは第1期が2012年10月~2013年3月(これの新編集版が2014年7月~9月放送)、サイコパス2(実質第2期)が2014年10月~12月に放送された近未来アニメです。また2015年に劇場版サイコパスも放映されています。この劇場版後の新作が今年の三部作です。
ウィキペディアのあらすじを引用します。
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた 。そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた 。
本作品は、このような時代背景の中で働く公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。
ざっくりいうと、シビュラシステムによって人間が管理されており、犯罪を起こしそうな人を「犯罪係数」によって検知することで、彼らを「潜在犯」として社会から隔離する世界を描くフィクションです。
シビュラシステムがひとりひとりを管理しているので、適性・成績をもとに職業も提案されます(提案された職業の中からしか選べません)。
AI社会ってこういう感じかしら・・・と思わせる作品です。
何がすごいって、リアリティです。
シビュラシステムとはあくまで架空のシステムですが、このシステムがある世界ではこういう問題が起きそうだよね、という事象が描かれます。
主人公は公安局刑事課一係の常守朱音。彼女は「監視官」として部下を制御しながら犯人逮捕・事件解決に尽力します。そしてその部下というのが「執行官」と呼ばれ、「犯罪係数」の高い「潜在犯」で構成されており、犯人の思考を予測することにより事件解決の助けとなります。
第1期では犯罪者であるにもかかわらず「犯罪係数」の低い人間、つまり「潜在犯」として扱えない人間をどう裁くのか、第2期では様々な人間の臓器を接ぎ合わせた人間がシビュラシステムには検知されない、つまり過度な臓器移植によって違う人間の細胞を持つことにより存在が認識されない、存在しない者として扱われるという問題を描きます。
シビュラシステムが本当にあったら起こりそうな問題ばかり!
そして今年の三部作でも、やっぱりリアリティある問題点が描かれます。
Case.1 罪と罰
更生施設に収容された「潜在犯」が危険な労働に従事させられることを暴くお話でした。
危険な労働というのは地下に埋まったとある危険物を運び出す仕事です。そしてこの事件もやはり政府(つまりこの国の中心シビュラシステム)の思惑が関わっているのです。
まーリアル!Σ(・ω・ノ)ノ!
Case.2 First Guardian
テレビアニメ第1期よりも前の部分のお話です。
舞台は沖縄、問題が起こるのは国防軍です。公式サイトのあらすじを読んだ段階で沖縄かーって思いました。そして100年後の日本には「軍」がある想定なのですね。ほほう。
国防軍が東南アジアのゲリラを壊滅させるため秘密の作戦を決行します。その作戦中に戦死したと思われた人物が国防省を襲撃をするという事件が起こり、さまざまな問題が露呈するのです。
このお話もかなりいろいろな問題を扱っています。
・国防省と公安局の縄張り争い
・「潜在犯」が全員かならず罪を犯すのか?
とかいろいろ。東南アジアに手を出すあたりもまーリアルΣ(・ω・ノ)ノ!
他にもいろんな要素があるのですが、2回も見てきたのにやっぱり整理しきれませんでした。面白さ伝わんないよな~(;´Д`)
Case.3 恩讐の彼方に__
タイトルの「__」が意味深!
狡噛さんのターン。狡噛さんは元「執行官」で、第1期で同僚の復讐を遂げた結果犯罪者となり、日本を脱出し東南アジアを放浪している人です。
ゲリラに混ざり無償の人助けをしつつふらふらと目的のない旅をする狡噛さん。ある街へ行く途中、ゲリラに襲われる難民のバスを助けたとき、1人の女の子・テンジンに戦い方を教えてほしいと頼まれます。それは彼女が両親のかたき討ちをするためでした。
戦争を引き起こすのは何なのか、という政治的テーマ。
復讐の先にあるものとは、という哲学的テーマ。
どのお話も政治的・哲学的テーマてんこ盛りで、私なんぞの文章力ではとても表現できません。
何が言いたいかというと
見て!!!
ちなみにCase.1 とCase.3では登場人物による肉弾戦があるのですが、『名探偵コナン』のような調子のいい助かり方が見られて楽しいですよ!(テレビアニメではそういうのはありませんでした。)
そしてそして!テレビアニメの第3期が2019年10月から放送されます!!!いえーい!!!
それにしても、『残響のテロル』をまた見たくなりますね。同類の作品。
読み返したら意味不明でしたが、これが私の限界!
世の中の物書きは本当にすごい!
それではまたー( ´Д`)ノ~バイバイ